すくすく日記&ニュース
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2021年4月15日(木)
工房3979日目
練成会の思い出
昨日のブログでもご紹介しましたが、
事務所の整理・整頓を進めていたところ、
こんな写真が出てきました (#^.^#)
サンフランシスコの
ゴールデンゲートブリッジのたもとで、
撮影した記念写真です。
隣の男性は、その日ガイドをしてくれた
イエローキャブのお兄さん(笑)
昭和50年代、
もう今から40年以上昔ですが、
智辯学園和歌山高等学校に在籍していました。
私が入学したのは、
開校間もない2期生。
体育の時間ともなると、
整備間もない運動場の石拾いをした、
といった思い出がある時代でした。
高校3年生になる前の春休み、
1か月間の短期留学で、
アメリカのオレゴン州へ
ホームステイさせていただきました。
その際のフィールドトリップ時の一枚です。
この写真から、いろいろなことを思い出しました。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
智辯学園は、宗教法人の辨天宗を母体にもつ、
宗教系の私立高校です。
当時、男子学生は、入学して3年間、丸刈りが原則で、
学生は全員、左腕には念珠(お数珠)を巻き、
毎朝、始業時に、真言を唱えていました。
1回の授業は70分間。
夏休みは7日間のみ。
1・2年生の内に、
高校で修得する単位をすべて終えて、
3年生の1年間は、受験勉強のクラスで
特別授業を受ける、といったカリキュラムでした。
この高校の新入生時、
「練成会」というものに参加する義務があったのです。
これは、大阪府茨木市にある辨天宗本部に、
1泊2日(あるいは2泊3日だったかなぁ)で出向き、
文字通り、“練成” したのです。
早朝に起床して、掃除をし、
般若心経をとなえ、僧侶の講話を聴き、
心身を清め、学校に戻ったら、
その気持ちを大切にして勉学に励む、
ということが目的でした。
正直なところ、中学を卒業をしたばかりで、
外泊旅行など、家族以外とはしたこともほとんどない、
うぶな(笑)こどもが、
修行のような環境で過ごすというのは、
なかなか経験できるものではありませんでした。
現在でも、実施されているのでしょうかね?
その期間中には、実にさまざまな気づきがありましたが、
それ以降、現在でも決して忘れていないのは、
“食事を残さない” ということです。
もっと言えば、お米一粒、野菜一筋も残さない、
という教えでした。
さらに言えば、お汁も残しちゃだめでしたので、
食事に添えられたお新香で、
お椀のお汁もすべてすくいとり、
見た目ピカピカにして、食器を返す、
といった具合でした。
小さい頃から、食べ物を粗末にしない、
ということは家族からも教えられていましたが、
まぁ、ここまでするかっ!
と思ったくらいです (#^.^#)
でも、この年齢の頃に身につけたものは、
おじさんになった今でも、
体に残っています。
さすがに、お新香で食器を綺麗にするところまでは
いたしませんが、お米も野菜もお汁も、
残さないようにしようという気持ちは
薄らいでいない現状です。
“教育” には、いろいろなスタイルがありますが、
教えを受けるだけではなく、
育っていかなければなりません。
それを学べるのは、おそらく高校生まで。
そう考えると、本当に良い体験だったと思います。
一方、現在お仕事として担っている研修も、
文字通り、“研(みが)いて修(おさ)める”
ことが肝要。
研修を受講していただける皆様に、
ちょっとでもそんな気持ちになれる
研修環境を創造できればいいなと思います。
一枚の写真から、
そんなことを思い出しました (^_^)v
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タグ:智辯学園和歌山高等学校, 練成会
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