江戸時代に、すでに人は数の単位を
10の68乗まで考案していました。
数の単位は以下のとおりです。
一
十 10の1乗
百 10の2乗
千 10の3乗
万 10の4乗
億 10の8乗
兆 10の12乗
京(けい) 10の16乗
垓(がい) 10の20乗
杼(じょ) 10の24乗
穣(じょう) 10の28乗
溝(こう) 10の32乗
澗(かん) 10の36乗
正(せい) 10の40乗
載(さい) 10の44乗
極(ごく) 10の48乗
恒河沙(こうがしゃ) 10の52乗
阿僧祇(あそうぎ) 10の56乗
那由他(なゆた) 10の60乗
不可思議(ふかしぎ) 10の64乗
無量大数(むりょうたいすう) 10の68乗
これが、どのくらいすごい数字かというと、
1メートルを基準にして、その乗数に応じて、
どんどん空中に浮かびあがっていったら、
どこまでいくかを映像化したものがあります。
ここまで、行ってしまいます。
なんと、10の24乗(杼/じょ)で、
宇宙の果てまで行ってしまうんですね。
つまり、それ以上の大きい数字って、
使う場面すらないかもしれないものなんです。
でも、人の想像力ってすごいなと思いませんか?
では、ついでにもう一つ。
太陽って、とてつもなく大きいですよね。
われわれが住む太陽系では、もちろん最大です。
でも、この太陽すらかすんでしまうほど巨大な星が、
この宇宙にはたくさんあるんです。
その大きさの比較をした映像がこちら。
どんどん自分たちの存在が小さくなっていきますね。
では最後にもう一つ。
太陽のように自ら輝いている星を “恒星” といいますが、
太陽以外に、一番近い “恒星” は、
どのくらい離れた距離にあるでしょうか?
答えはこうです。
仮に、宇宙全体を1兆分の1のスケールに縮小したとします。
すると、直径140万㎞の太陽は、1.4mmの砂粒になります。
こうなると地球は、肉眼では見えない 0.013mmとなり、
太陽から15㎝離れたところを回っている計算になります。
そのようにした場合、一番近い恒星は、
砂粒の太陽から、42~43㎞も離れた所に浮かんでいるんです。
もうこうなると、想像の域を超えていますね。
でもそんな、ちっぽけな、ちっぽけな地球に、
私たち全員が暮らしているのですから、
仲良くしないともったいない、そう思いませんか?
こういう数のお話をすると、
研修会にお越しになっている方々は、
たとえ初対面でも、すぐに隣同士で、ニコリと笑いあい、
スムーズな研修プログラムに入っていくことができるんです。
今日は日曜日なので、このブログも、
ちょっとアイスブレイクさせていただきました。