毎回、研修会初日に受付を通過される際の
受講者の皆様の緊張しきった顔が、
すごく印象に残りました
そんな皆さんの気持ちを和らげるのが、
“アイスブレイク”です。
直訳すると、“氷を砕く”ですが、
イメージとしては、むしろ“氷を溶かす”といった感じです。
研修の場面では、転じて、
“緊張をときほぐす”という意味になります。
アイスブレイクは、講師の先生がする場合もありますし、
事務局のスタッフがする場合もあります。
種類もさまざま。
中には、ナゾナゾや笑い話といったものまであるんですよ。
でも、これもれっきとした研修技法の一つなんです
そんなアイスブレイクの一つに、
“今日は何の日?”というものがあります。
1年365日、何らかの記念日があるんですが、
研修当日、講義を受講する前に、
「さて皆さん、今日って何の記念日かご存知ですか?」
と尋ねます。
会場では、隣同士の人(みんな初対面ですが)と、
「え? 今日って何かの記念日でしたか?」
と話し合いが始まります。
初めての場所で、初めての人同士が座り、講義の開始を待つ。
こんな超緊張の場面では、まず声を出すことが大切なんです。
ひとしきり、ザワザワしだしたところで、
「はい! 実は今日は○○の日なんですよ~」
と説明すると、会場が、ドッと湧いたり、笑いがおこったり。。。
だから、できるだけ、意外性のある記念日がいいですね
ちなみに、今日、4月25日は、『歩道橋の日』です。
1963(昭和38)年の今日、大阪駅前に、
日本初の横断歩道橋が完成したんだそうですよ。
意外~、ですよね。発祥は大阪でした、というオチです。
その他にも、実にさまざまなアイスブレイクがあります。
研修は、講師の先生やスタッフも含め、
実に多くの人が、受講者をお迎えし、
できるだけ緊張感を和らげながら、
少しでも、よい研修環境を創ろうとしています
今後、私がご提案する研修も、
そういった温かい環境をご提供できるものにしていきたいと
心の中で思っています