すくすく日記&ニュース
すくすく
2016年1月7日(木)
工房2054日目
悩ましきは着座レイアウト
本日、とある主催者様と、
研修の進め方について話し合っていた際のこと、
「受講者の皆様の着席方法はどうしましょうか?」
ということに話が及びました。
研修会場にお越しになる受講者の皆様は、
もちろんのことですが、何らかの方法で着席されます。
その着座方法は、研修会の内容によって多岐にわたります。
そして、そのレイアウトによって、研修効果にも影響が出たりします。
着座方法の例として・・・
これは、青森市での研修会の一コマ。
講師の話を聞く「講義法」のような場合、
ご覧のように、学校形式(スクール形式)での着座が、
もっともポピュラーになります。
こちらは、山形県での研修会の一コマ。
何らかのワークショップが組み込まれる場合は、
ご覧のように、島形式(アイランド)での着座になります。
これは、いわゆる “丁の字型”。
おおむね6名前後での着座形式です。
手前の4人は、互いに正面を向きますが、
残念なことに、向こうサイドの2名は、
その4人を見守るスタイルになります。
6名での話し合いの場合、時には、向こうサイドの2名が、
オブザーバーのような立場に陥る可能性が残ります。
こちらは、さいたま市での研修会の一コマ。
2本の机を向き合わせて、それぞれに2~3名が
着座するスタイルです。
メンバー同士の距離感は縮まりますが、
かえって緊張感をもたらす可能性もあります。
これは、毎週土曜日に開講している
カルチャーセンターの教室です。
三角形にテーブルを組み、一辺に座った人が、
他二辺を均等に見渡せる着座スタイルです。
残念ながら、他の着座方法よりも、距離感が空き、
中央の三角形の穴が、疎外感をもたらす可能性もあります。
このように、研修会場での着座スタイルには、
いずれの場合も、一長一短が存在するわけですね。
大切なのは、そういったネガティブ面を、
どのようにポジティブ面に塗り替えられるかという点です。
受講者の皆様の、研修に向けた情熱や前向きな姿勢が、
それらを払拭できるカギになります。
インストラクターの役割は、そういう雰囲気づくりにある、
といっても過言ではありません。
冒頭でご紹介した主催者様は、
近々、実際に配席してみて、
座り心地をテストされるとのこと。
こういった、ひと手間が、
研修会という空間を、幾倍にも素敵なものにしていきます。
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