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すくすく日記&ニュース

すくすく 2016年4月6日(水)
工房2144日目

言の葉の難しさと楽しさ

さっそく問題です。

「7」

この数字、あなたは日本語で
どう読みますか?

「しち」?
「なな」?

実は、どちらも間違いではありません。
物の本によると・・・

(1)中国から伝わり変化した読み方

いち

さん


ろく
しち
はち
く(きゅう)
じゅう

(2)日本古来からの読み方




よ(よん)
いつ

なな

ここ(ここのつ)
とお


このように、由来が違うようです。
でも、しかし、
もし10から1に向けて数字を読むと・・・

じゅう

はち
なな
ろく

よん
さん

いち

・・・って読んでしまいませんか?
中国由来の数え方に
日本古来の数え方が混ざってます。
けっきょく、どちらの読み方も、
間違いではないと思います。

しかし、「7」を「しち」と読むと、
「じゅうしち(17)」が
「じゅういち(11)」に聞こえてしまったりして、
誤解を生む場合もありますし、

「4」を「し」と読むのは、
「死」に通じるから不吉、
「9」を「く」と読むのは、
「苦」につながるので避けたい、
というように、
風潮によって左右されることもありそうです。

言葉は生ものですので、
その時代に沿った、しっくりくる読み方で
要はいいのかなと感じます。

ただし、少なからず、
相手に正確に、しっかりと伝えていくことは大切。
現在行っているカルチャーセンターの講座でも、
言の葉を伝えることの難しさと、
しかしながらの楽しさを知っていただけるように
心掛けています。

大学生時代に加入していた放送部に
代々伝わっていた虎の巻を、
自分なりにリメイクしたもので、
20160406_144612
ご覧のような「共通語ガイド」を手元に置いています。
20160406_144647
言の葉を正確に、きれいに、正しく、的確に伝えるノウハウが
ここには満載されています。
こういったものも駆使しながら、
でも、基本は楽しく、ウキウキできるような講座を開講すること。

それがこれまでも、これからも一貫した
私の考え方になっています。

 


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